2009年10月27日 [21:48] れぽ 

公開講座聴いてきた

先日、T大で「初音ミクに息吹を与えたものは」という公開講座を聴講しました。
ゲスト講師はクリプトンフューチャーメディアの佐々木渉氏です。(以下watさん)

最初は全く知らない人(一部のみ。おじいさんとか)のためにミクのデモソング試聴。
たった2年でずいぶんいろんな事があったので、watさんはこの曲が5年も10年も前の懐メロのように感じるそうで。
自分はボカロはまって1年半ほどですが、それでも初期に聴いていたものはずいぶん昔のような気がしますよwボカロ界隈は流れが速いですからねー


【クリの音源の変遷】
1.コーラスなどの歌ネタの音源(15年前 ジュリアナ東京の掛け声ネタなど。クリがアパートの一室の小さな会社だった時に)
2.サンプラーにつないだキーボードで人の声を奏でる(環境音楽内のスキャットなど)
3.人の声のサンプリング・・・VOCALOID 1 あたり。
  デフォの音の抜けが悪い、使い勝手が悪い、主旋律には役不足なのでコーラス・声ネタに
  (年長組みがボロクソに言われとるwww)
4.VOCALOID 2 主旋律に使える!


エディタの説明、初音ミクの想定外の注目のされ方などのお話もありましたが、そこは良く知られているので割愛。
印象的だった話などを、ざっくりと箇条書きで書きますね♪

・ミクのDBは、組み直しが生じて2ヶ月発売延期してしまった。
・ルカの英語DBは、音素の関係で日本語DBの2.5倍の労力がかかった。
・音声合成の仕事は契約者のイメージがあるので厳しい。
 その人が売れたら契約切られたり、言葉の制限がある。
 →ボカロなら大丈夫。汚れ仕事もおkwww(それはニコ動におけるネタ動画の事ですか!?ww)
・VOCALOID作品はインターネットを介して広がったので、通常の情報発信とは違う。ユーザが力を貸してくれる。
 × メディアからの情報発信
 ○ ランキングなど個人からの情報発信(無償)
 →こんな大変な事を毎日(毎週、毎月)やってくれる人達がいる事に、ありがたい気持ちでいっぱい。いつか支援のような形で何かしらお返しできたら・・・

・「声は体を求めて、体は声を求める」
 (アンドロイド(未夢のこと)にwktkしているようでしたw)


【販売本数】
 ミク   :5万
 リン・レン:2.5万
 ルカ   :1.3万
 MEIKO :5千
 KAITO :5千


当初500本と言っていたKAITOの売上・・・実は・・・
・そのうち138本はMEIKOユーザへの優待販売
・さらに500というのは出荷ベースの話なので、ヨドの店頭分を差し引くと・・・・(哀)
(そりゃ黒歴史にもなるわ;ミクが売れたおかげでKAITOも売れてよかったね;;)

他のクリの販売物では、イージードラマーが8千、ギター系2千未満、歌うシンセは50;;
歌えればいいってもんじゃないのね;キャラクター戦略ってすごいのね><
(もっと言えば、ここまで売れたのはユーザの想像力&創造力の賜物ですよ!!)


【ミク成功の理由?】
・覚えやすいキャラクター
・DTMerにも支持され、2次元ファンも獲得=DTMユーザの層拡大
・ニコ動盛り上がり時期にうまく同調できた。
 (ユーザが自由に、たくさんの表現を生み、奇抜な事もやりやすかった)
・DTMerの未発表の歌作品が多数眠っていて、ミクを起用してもらえた。
 (キーが高すぎ、シンガーと合わないなどで断られると、DTMerのモチベーション下がる。ボカロなら文句言わない)

ミク(VOCALOID)の
<声の強み>
・安定した声(体調に左右されず、いつでも同じように歌える)
・加工をいくらしても、極端なことでも可。人間(歌い手)への配慮がいらない。

<声の弱み>
・感情表現、歌唱力で人より劣る。
・合成音ゆえに、聴き慣れないと不快
・イメージが付きまとう。
・普通の歌い手と違って、VOCALOIDは歌い手として説明しづらい。「これは○○Pの〜」
 →Pにより曲の差がww同じミクでも全然違うので、知らない人は戸惑う。


【マルチメディアで記録続出】

DTMマガジン:ミクの体験版が付いた最初の号が発売後3日で完売
 DTMMの社内会議では「恥かしいからヤメロ」「売れてるからやろうよ」などの意見が出ていたw
 それが今は・・・すっかりボカロ路線になっちゃってwww

ねんどろいどミク:1日で1万体予約(現在10万超え)
 watさんは「どうして立体物がこんなに売れるのかわからない」と言っていましたが、1人何体買うか知ってますか?ww

ねんどろいどプチ:1日で50万体wwwwww(セット販売だったからこの数?)そりゃ製作追いつかないww

・こういったキャラクター商品化は多方面から望まれ、2次元文化の延長として大いに盛り上がってますが、その反面で純粋なDTMerが離れていったというマイナス面も。後悔もある。

・SEGAプライズのVOCALOIDモノはSEGA市場最大の売上wwwゲーセン熱すぎwww

Project DIVA: 20万本(音ゲーの形したアルバム?)
・業者が介入して大丈夫か?といった不安はあったが、受け入れられた。
・DIVAは楽曲製作者の意見も反映させるため、普通のゲームよりも作業が大変だった。
・DIVAは発売3ヶ月前に、ストーリーモードがごっそりなくなった。
 =ストーリー担当の成果が切り捨てられた。歪みが生じる。
  (こういう意図しない事態は凹むし、罪悪感にかられるでしょうねぇ・・・)




質問タイムで、watさんてばしらっと新ボカロの音源流しました。うはw最速公開ですか?www

現在は発表済みで↓の記事でも公開されています。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/27/news034.html

男の子の収録も視野に入れていると書いてあるけど、まさかそのうち、以前収録したと話していた老人の声のDBも発売される日がくるとかないですよね?www検討材料としての収録ですよね?



スピーカーから「崖の上のポニョ」を歌う子供らしき・・・女の子らしき声が。
子供の音源作っているという話は聞いていましたが、まさか7歳の幼女とはww
ちょっと加工加えた普通の子供が歌っているように聴こえました。高音の裏返りが自然な気が・・・子供らしくというより人間らしいという意味で。
しかしこのボカロ発売されたら、幼女の声で何歌わせるのかしらんw子供が歌った○○みたいな感じ?www


とりあえず今後は、クリプトンはこういった路線を邁進するってことですかね。アンドロイドの音声の展開も含めて、蓄積された技術・知識と、この分野を開拓してきた会社としての責務ってところでしょうか。

後、watさんの作品はミクの音源そのものw「す」などの音が作品ですw VOCALOIDの声を作ってきた人ですからね。


講義後の個人的な質問で、一緒に聴講に行ったKさんがKAITOのバージョンアップを切に訴えて来ました!民意代表して!良く言った!!勇者ですw
watさんの反応は、要望が多ければ・・・という弱いものだったので、望んでいる人はたくさんいます!ってw
いやしかし、ユーザ登録の度に要望を出している人たちがいるのに、講演会などで要望を伝える人は今までもいたのに、いまいち伝わってない様子・・・?
というか、新ボカロやVOCALOID 3 など、次々に新しいものに着手しなくてはなので、旧ボカロを構っている暇は無いんじゃないかと思います;;多忙ですからねー;




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